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プログラム参加男性の声

2010年8月にnoticeを開き、プログラムがスタートしたのは、2011年3月でした。それから1年5か月が過ぎました。 参加している男性たちも気づきを重ね、気づいたことをパートナーとの関係で実行しようと努力しています。 その男性たちから、プログラムに参加してみての感想を寄せていただきました。

このままではいけないと思いながらも、なかなかプログラムまで進む男性たちが少ないのが現状です。 お金をかけてプログラムに参加しなくても自分で何とかなると思う男性が多いのも現実です。 今現在参加している男性たちも、当初は、noticeに電話を入れることすら抵抗を感じたということです。 ではなぜnoticeに連絡を入れたかというと、パートナーとの間に決定的な「事」が起こってしまったからです。 今までは、怒鳴る、にらむ、バカにする・・・など、精神的暴力を選びパートナーを思い通りにしていた男性も、 ついに、身体的暴力をふるってしまい、パートナーが怪我をしたり、子どもを連れて実家に帰ってしまったり、 子どもたちも怯えてしまったり・・・という事態になり、これは何とかしなくては!と思ったのが、noticeに連絡を入れた大きな動機です。

ここに書いたとおり、暴力はエスカレートしていくのです。だから、なるべく早くに、なぜ暴力を選ぶのかに気づいてほしいと思います。 子どもがいれば、子どもに心理的暴力をふるっていることと同じ悪影響があります。子どもも心に大きな傷を抱えてしまいます。 身体的暴力と同じく精神的暴力も、実は大きな傷を相手に与えているのです。

当初は、殴る・蹴るの身体的暴力だけが暴力だと思っていた男性たちが、 実は精神的暴力が相手に与える傷もとても深いのだということに気づいていきます。そんな気づきをもった男性たちの「声」をぜひ読んでください。 そして、なるべく早くにプログラムに参加していただきたいと思います。 パートナーのせいにしている限り、考えを変えることは不可能であり、それは行動を変えることはできないということだと考えてほしいと思います。

関係修復プログラム・ファシリテーター
竹内由紀子


*現代のマスメディアが報じる家庭生活は、サザエさん等に象徴されるように、男はご主人様としているのが当然であるかのような雰囲気があります。 その影響であると思いますが、夫である私も、ついつい、「男はご主人様」であるほうが都合がよく、自分の特権意識の上に生活してきました。 このプログラムでは、その価値観を覆すような意識を持てる訓練ができます。 また、言葉の暴力が、力の暴力よりも、相手にダメージを与えることを学べます。

(50代男性)

*自分がDVをしていたことに気がついた時に、いろいろと自分で本を読んだりと勉強していました。 その後noticeに通うようになり、その時の独学では、問題の本質に触れられていなかったことを後で痛感しました。 それだけ、DVはとても根が深い問題なんです。 だからこそ、いろいろな考え方に触れ、指摘をもらうことで、根底にある自分の間違った価値観に気づけているように感じています。 価値観を改めるのはとても難しい作業です。本気でなくては実現できないように思います。とても大変な作業ですが、自分よりも苦しめてしまった人がいます。 そのことを考えると大変だなんて思わなくなります。本気で変わりたい、そう本気で思っている毎日です。 

(40代男性)

*私は夫婦ケンカで、興奮して突き飛ばしたり、物を投げつけたりしました。だんだんエスカレートしていきました。 妻に2年前に、突き飛ばしたはずみで、頬に打撲でけがをさせてしまい、その後別居という状態になりました。 DVを起こした原因は自分ではないと思っていました。この改善プログラムを受けてみようとしたのは、このままではずーっと別居のままで、とても不安でもありました。 自分がなぜDVをしてきたのか、今後起こさないためにどうしたらいいのか。最初のころは、自分がしたことを素直に言えませんでした。 自分の行動に焦点を当てないと変われないこと、参加者の話を聞いて、自分に置き換えて考える、また自分の出来事や感想を聞いてもらい、気がついていなかったことが見えてきました。 このプログラムは1年続けてきました。妻がどういう気持ちでいるか、こんなことをしたらどう思うかを思いやる・共感するというものを、持っていなかったことがわかってきました。 プログラムのなかで、参加者の話を聞くことはとてもありがたいです。参加してきてよかったと思っています。 

(50代男性)

*私がDV加害者プログラムに参加することになったのは、感情的になり妻を蹴ってしまったこと、それで離婚を切り出されていることがきっかけでした。 自分でパニックになり、ノーティスに電話をかけたことは今でも覚えています。 妻を蹴る前まで自分はDV等していないと思っていました。 いつも怒らせる妻が悪いと思っていましたし、妻にもそう思わせるようにしていたと思います。 しかし、プログラムに参加してから、自分が今までしてきた妻への行動はすべてDVになることがわかりました。

参加する前も、DVについて自分なりに調べ、反省していましたが、参加して時を重ねるごとに、身体的暴力のほかに精神的暴力・性的暴力等があることがわかりました。 自分のしてきたことはどれだけ妻を傷つけてきたのか、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 1人では自分の根本になる怒りや価値観の違い・支配欲に気づかなかったと思います。プログラムに参加することで、自分の怒りがどこから来るのか、 自分の価値観と妻の価値観は違うもの、支配することはいけないこと等、様々なことがわかってきました。 そしてもう一つは、自分の痛みに気づくこともわかりました。 幼少時代に受けてきた、躾と言われる虐待行動、社会でのジェンダー・バイアス(女性らしく、男性らしくの決めつけ)等。それらが、DVにつながる根源になることが高いことがわかりました。

DVを見てしまった子ども、叩かれ、罵られた子どもは、高い確率でDVをしてしまう、もしくは、されてしまうと思います。 私は、自分の子どもを、そんな子どもにしたくありません。あの時、ノーティスに電話して本当によかったです。 妻の痛みに気づけたこと、自分の痛みに気づけたこと、子どもたちの痛みに気づけたこと。 私はこれからもノーティスに通い、プログラムに参加することで自分を変えていこうと思います。 そして、この先家族がどうなるかはわかりませんが、また家族として過ごせていければいいなと思います。 

(30代男性)

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